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白内障・緑内障

白内障と緑内障。よく似た名称で、色が違うだけのようですが、その差とは?

【白内障】

白内障とは、水晶体が濁ることによって、視界が白っぽくかすんだりぼやけたりする症状です。若年で白内障になると黒目が白く濁って見え、加齢による白内障の場合は黄白色や茶褐色に濁って見えます。日常生活に支障をきたすことが多いため、視力矯正器具で措置をとる必要があります。視力矯正器具や薬物治療でも間に合わないほどに視力低下が進んだ場合は、手術の必要があります。

白内障手術には、水晶体を除去し、眼内レンズを挿入する方法や、角膜を切開する方法などさまざまなものがあります。過去の白内障手術は痛みを伴うものが多く、患者の負担は大きいものでしたが、現在では麻酔や技術の進歩により、日帰り手術も可能となっています。


【緑内障】

緑内障という名前は、目の奥が緑色に見えることに由来しますが、白内障のように黒目が白濁して見えるようなわかりやすい変化ではありません。ガラス体という眼球内部が、高眼圧のために緑に近い色になるという変化のため、一見するだけでは緑内障患者だと判断できないことが多いようです。しかし、その外見からのわかりづらさが、緑内障の早期発見の妨げになっているとも言えます。

緑内障の場合は、眼圧を下げることにより視力低下や視野狭窄(しやきょうさく=視野が狭くなること)の進行を遅らせる治療法をとります。おもに点眼治療となりますが、眼圧が下がらない場合は点滴治療や内服治療、外科手術を行うこともあります。こちらもレーザー手術や切開手術が主となりますが、視力や視野を元通りにするのは、今の技術では難しいとされています。

緑内障は現在、失明原因の一位になっていますが、失明を憂慮するよりもまず、定期健診での早期発見によって、進行を遅らせることが先決です。